アフガン政府、元首相率いる反政府勢力と和平協定
ムジャヒディンの指導者同士が争った1990年代の内戦では、ヘクマティアル氏は首都カブールをめぐる攻防の中で一般市民に残虐行為を行い、ロケット砲攻撃を繰り返すなどした。
米国の支援の下、タリバン政権が2001年に崩壊すると、ヘクマティアル氏は米軍および欧米の支援を受けたアフガニスタン政府と戦うようになる。
米政府は03年、ヘクマティアル氏を公式にテロリストとして認定した。
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは声明を出し、この合意により武装勢力指導者らの人権侵害が不問に付され、「免責の文化」が形作られていると非難した。
カブールの公園では約100人が集まり、「我々は殺人者と和平協定を結びたくない」と叫びながら抗議デモを行った。