北朝鮮、米大統領選に合わせ挑発行動も 米シンクタンク予想
2010年に韓国の延坪島が砲撃された事件や、2010年に韓国の軍艦「天安」が魚雷で沈没した事件など、死傷者を伴う事件は正日氏の死後は減少した。
唯一の例外として、昨年8月には非武装地帯に仕掛けられた地雷で韓国の兵士2人が負傷している。しかし北朝鮮事情に詳しいケン・ゴース氏は、「この8月の事件を除けば、金正恩氏の挑発は大部分、ミサイル実験や核実験、サイバー攻撃に限定されている」と解説する。
北朝鮮情報サイト「38ノース」によれば、北朝鮮の兵器開発実験はここ数年で激増し、今年だけで15回のミサイル実験を実施した。
昨今はいかなる挑発行為であっても事態をエスカレートさせる危険が増すと専門家は指摘する。