サウジ主導軍、イエメン葬儀場の誤爆認める
(CNN) イエメンの首都サヌアにある葬儀場で少なくとも155人が死亡した8日の空爆について、サウジアラビア主導の連合軍は15日、誤爆だったことを認めた。
国営サウジ通信によると、当時の状況を調べた結果、イエメンの航空作戦センターと連合軍司令部の間で「誤った情報」が伝わっていたことが明らかになった。「交戦規則違反と間違った情報」が誤爆につながり、民間人の犠牲を招いたとしている。
連合軍は調査担当者の勧告に従って交戦規則を見直し、遺族らへの補償にも応じると表明した。
葬儀場への空爆をめぐっては、サウジの作戦を支援してきた米国も非難声明を出し、支援の見直しを始めたと述べていた。
イエメンでは昨年、イランの支援を受ける反政府武装組織フーシがハディ暫定大統領を追放。これに対してサウジが主導するアラブ諸国の有志連合軍が軍事作戦を展開してきた。