サウジアラビア、王子の死刑を執行 殺人事件で有罪
サウジの英字紙によれば、被害者の遺族は慰謝料による解決を拒んで法による裁きを求めていたという。
同国では1975年にファイサル国王を暗殺した罪で、ファイサル・ビン・ムサイド王子が斬首による死刑を執行されている。
内務省は、「政府はアラーの神が定めた規範の徹底を通じて秩序と安定を守り、裁きを受けさせなければならない」と強調した。
米シンクタンク、ブルッキングス研究所の専門家は、「サウジでは王族も含めて誰もが法の支配を受けるという前例を確立した点で、今回の死刑執行は高く評価される」と指摘する。
サウジ国内でも、国王が法の下での平等を尊重して王族の死刑を断行した対応を評価するソーシャルメディアの投稿が相次いだ。