インド首都、学校3日間休校に 大気汚染悪化で緊急措置
(CNN) インドの首都ニューデリーで大気汚染が深刻化し、デリー首都圏政府のケジリワル首相は6日、市内の学校全校を3日間休校にすると発表した。
ケジリワル首相は記者会見で、大気汚染から市民を守るための緊急措置を打ち出し、建設・解体工事は5日間にわたって禁止するとした。
それでも事態が改善しない場合は、車のナンバープレートの番号が偶数か奇数かで交互に使える日を割り当てる制度を導入する可能性もあるとしている。
休校の対象となる学校は5000校以上。市内ではこの1週間、大気汚染が極度に悪化しており、多くは同国の祝日ディワリを祝う爆竹や花火の影響を指摘していた。
ケジリワル首相は、パンジャブ、ハリヤナ、ウッタルプラデシュの各州の農家による作物の焼却など、複数の要因を大気汚染悪化の原因として挙げた。
市内は濃いスモッグに覆われて視界がかすみ、市民はマスクをして外出している。市民はツイッターに写真を投稿し、「大気に燃えるような臭い。息苦しい」「デリーのスモッグは正気じゃない」「目が痛い。致命的で危険」などと訴えている。
This is what #airpollution looks like. #DelhiSmog today. Smell of burning in the air. Getting that choking feeling. #delhipollution pic.twitter.com/HWSokKpMFx
— Manimugdha Sharma (@quizzicalguy) 2016年11月5日