カタール人姉妹、6億円相当の強盗被害 パリ郊外の路上で
パリ(CNN) パリ北郊の道路上で空港間を移動していたカタール人姉妹の車が強盗に襲われ、宝石など500万ユーロ(約6億円)相当が奪われたことが23日までに分かった。
検察当局者によると、姉妹は21日、パリ郊外にあるルブルジェ空港から車でドゴール空港へ向かっていた。2人組の覆面を被った男たちが車を停止させて運転手に催涙スプレーをかけ、姉妹を押さえつけたうえで、貴重品が入った複数のスーツケースを奪って逃げたという。
仏内務省内に設けられた強盗対策の特別警察部隊が、姉妹から事情を聴く見通しだ。
パリ周辺では最近、著名人らを狙った強盗や未遂事件が続発している。
先月3日には米人気タレントのキム・カーダシアンさんが、パリ市内の高級アパートで警官を装ったグループに襲われ、推定10億円以上の宝石を強奪された。
2年前には、サウジアラビア王子らを乗せてルブルジェ空港へ向かっていたサウジ大使館の車列が武装グループに襲われ、25万ユーロと外交文書を奪い取られる事件があった。