カストロ氏追悼、遺灰がキューバ横断へ 革命の旅路再現
(CNN) キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長が死去したことを受け、キューバ国民は今週、大規模集会を開きカストロ氏の人生を追悼する見通しだ。キューバではカストロ氏が革命時に歩んだ道のりが改めて強調されている。
カストロ氏の葬儀は12月4日、南東部サンティアゴ・デ・クーバの墓地で行われる。サンティアゴ・デ・クーバはキューバ第2の都市であり、1953年にキューバ革命が始まったとされる場所。
キューバ国営通信によると、首都ハバナとサンティアゴ・デ・クーバでは28日、カストロ氏に敬意を表して礼砲が発射される。ハバナでは29日夕、19世紀の独立闘争を主導した国民的英雄、ホセ・マルティの名を冠した大広場で、少なくとも数万人がカストロ氏に弔意をささげる見通し。
30日にはカストロ氏の遺灰が東に向かって国を横断する旅の儀式が始まる。これはカストロ氏らが1959年、独裁者バティスタからの権力奪取に向けて移動した道のりを逆方向からたどり直すもの。