メイ英首相「米と世界を主導」 トランプ氏との会談前に
だがその一方で、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」などの脅威に対処するために英米は「国際的な協力やパートナーシップを促進する国連やNATOのような多国間機構と手を携える」必要があるとも述べた。
また対ロシア関係については慎重な対応を呼びかけた。
「プーチン大統領については、関与しつつ用心せよというのが私のアドバイスだ。私たちは強い立場からロシアに関与し、対立よりも協力を実現するような関係やシステム、プロセスを構築すべきだ」とメイ首相は述べた。
イラン問題では、核合意は地域の安全保障に欠かせないと指摘し、イランの側からの違反に対しては迅速かつ断固たる措置をとるよう呼びかけた。
また首相は、トランプ政権が英国との通商合意を優先課題としていることを歓迎。数カ月のうちに貿易協定の合意に達するとの期待を示した。
メイ首相は27日にトランプ米大統領と会談する。トランプ大統領にとっては、就任後初の外国政府トップとの会談となる。