ガンビア新大統領が帰国、前任者の亡命受け
(CNN) 西アフリカのガンビアで、退陣を拒否していた前大統領が国外へ亡命したのを受け、選挙で勝利したバロウ新大統領が26日、隣国セネガルから帰国した。地元のジャーナリストによれば、空港では多くの市民が大統領を出迎えたという。
バロウ大統領は12月の選挙で現職のジャメ前大統領に勝利したが、ジャメ氏は外国からの干渉などを理由に選挙結果を受け入れず、大統領の座に居座って政権移譲を拒否していた。
だが国連安保理やアフリカ連合(AU)、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は選挙で選ばれた正統な後継者としてバロウ氏を支持した。
新大統領に就任するはずだったバロウ氏は1月19日、セネガルで就任宣誓を行った。ECOWASは同日、ガンビアに派兵してジャメ氏に揺さぶりをかけた。
21日になってジャメ氏はようやく退陣を受け入れ、赤道ギニアへと出国した。