ロヒンギャ迫害、ミャンマーで「人道犯罪」の恐れ 国連報告
ラカイン州では昨年10月、300人規模の武装集団が兵士や警官を襲撃する事件が発生。軍は犯行組織に対する掃討作戦と称して数百人を拘束し、攻撃ヘリを送り込んだり、村落を焼き払ったりしてきた。
家を失ったり親族を殺害されたりした住民らは、危険を冒して隣国バングラデシュへ逃げ込んでいる。
人権団体からは「ジェノサイド(集団虐殺)」ではないかとの声も上がっている。
李氏は現時点でジェノサイドという言葉は使わないと述べる一方、人道犯罪に相当するかもしれないとの見方を示した。
この問題への対応が不十分だと批判されている事実上の政権トップ、アウンサンスーチー国家顧問にも、もっと声を上げるべきだと呼び掛けた。