「ロナルド・レーガン」朝鮮半島へ、米空母2隻で合同演習
ワシントン(CNN) 米海軍が空母「ロナルド・レーガン」を朝鮮半島近海へ移動させている。北朝鮮のミサイル発射で一層緊張が高まる中、「カールビンソン」と合流して空母2隻による合同演習を実施する計画。2人の国防当局者が19日までにCNNに明らかにした。
米情報機関のこれまでの分析によると、北朝鮮は14日に行った発射実験で、飛翔体を制御しながら大気圏に再突入させることに「成功」。北朝鮮のミサイル開発に重大な進展があったことを見せつけた。
海軍によると、ロナルド・レーガンは横須賀でメンテナンスと試験運航を終え、16日に朝鮮半島へ向け出港した。
北朝鮮近海に到着後は、主に航空機の離着陸に重点を置いた各種訓練を実施する。
ロナルド・レーガンは全長約333メートル、乗員4539人。航空機約60機を搭載する。およそ85億ドル(約9500億円)をかけて2003年に就航した。
カールビンソンは4月下旬、北朝鮮近海に到着していた。北朝鮮による6度目の核実験が予想される中で、軍事力を見せつける狙い。
ロナルド・レーガンとカールビンソンの2隻をいつまで朝鮮半島近海に展開させるのかについて、国防当局者はコメントしていない。しかしいずれはロナルド・レーガンがカールビンソンに代わって配備される見通し。