北朝鮮から正体不明の飛行物体、韓国が警告射撃
ソウル(CNN) 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮から23日、正体不明の飛行物体が軍事境界線を越えて韓国側へ飛来し、韓国軍が警告射撃した。
韓国軍によると、飛行物体はすでに姿を消した。
北朝鮮は今月14日と21日、立て続けに弾道ミサイル発射を強行したばかり。これを受けて国連安全保障理事会は23日に緊急会合を開いた。
韓国は昨年、北朝鮮機が軍事境界線を越えて南下した際にも機関銃による警告射撃を実施した。この機体はただちに北側へ引き返したという。
米国防総省が議会に提出した2015年の報告によると、北朝鮮は1300機以上の戦闘機に加え、自前の無人機も所有しているとみられるが、その数は不明。14年には北朝鮮に近い韓国北西部の坡州(パジュ)市内と黄海の白ニョン島(ペンニョンド、ニョンは令へんに羽)で、北朝鮮の無人機とみられる機体が相次いで発見された。