元NBAロッドマン氏の訪朝、スポンサー企業は?
香港(CNNMoney) 北朝鮮を訪問した米プロバスケットボールNBAの元スター選手、デニス・ロッドマン氏のスポンサーに名乗り出たのは合法的な大麻取引に用いるデジタル通貨企業「ポットコイン」であることが15日までにわかった。
同社がスポンサーを引き受けたのは社名の宣伝効果を見込んだとみられ、13日には公式サイト上で今回の「歴史的訪問」に関与していることを認める声明を発表。ただ、ロッドマン氏の訪朝が自社の業務とどう関わりがあるのかについては触れなかった。
声明はロッドマン氏の発言も引用し、「同社の人々は今回の訪問の重要性を認めた」としている。また、同社の報道担当者は電子メールでの問い合わせに、「今回の訪朝の旅費などを負担したのは世界に平和をもたらすロッドマン氏の使命に賛同したからだ」と語った。
スポンサー企業になった効果は既に出ているとみられ、同社が手掛けるデジタル通貨の値段は12日以降、一時60%上昇し、約17米セント(約19円)の水準となった。
ロッドマン氏は平壌へ向かう際、ポットコインの社名入りのTシャツを着込んでいた。平壌には経由地の北京を13日に出発した。
ロッドマン氏は北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長と親密な間柄ともされ、2013、14両年にも訪朝。13年の複数回の訪問でのスポンサー企業はアイルランドのオンラインのブックメーカー(賭け屋)「パディ・パワー」だった。同社は13年12月、北朝鮮による人権侵害などへの国際批判の高まりを受け、ロッドマン氏との関係は断ち切っていた。
I'm back! Thanks to my sponsor https://t.co/zBtIFz1QBr. #NorthKorea #PeaceAndLove https://t.co/G7t6PX3WV9
— Dennis Rodman (@dennisrodman) 2017年6月13日