仏総選挙、マクロン新党が議会過半数獲得へ

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大統領就任後初の総選挙で勝利を飾る見通しのマクロン氏

大統領就任後初の総選挙で勝利を飾る見通しのマクロン氏

(CNN) フランス議会下院の総選挙は18日に決選投票が行われ、マクロン大統領率いる新党「共和国前進」が過半数の議席を獲得する見通しとなった。仏内務省が発表した。

他党に大差をつけての勝利は、政治、経済での一段の改革を目指すマクロン政権にとって追い風だが、一方で投票率の低さを指摘する声も上がっている。

開票率97%の時点で、共和国前進と共闘する中道「民主運動」グループは定数577議席のうち合わせて341議席を獲得した。

これに対し中道右派の共和党の勢力は129議席前後、中道左派の社会党の勢力は41~49議席を獲得するとみられる。右翼・国民戦線の獲得議席は8だった。

1年前に結成したマクロン氏の共和国前進は今月11日の第1回投票でも勝利を収めていた。仏総選挙では、第1回投票で過半数かつ有権者数の4分の1以上の票を獲得した候補がいなかった場合、その選挙区では得票率12.5%以上の候補全員による決選投票が実施される。BFMTVによると、18日の決選投票に臨んだ候補者は1000人を超えていた。

投票率は第1回に続いて振るわず、内務省のウェブサイトによると現地時間午後5時の時点で35%をわずかに上回る程度。5年前の総選挙から大幅な低下となった。

国民戦線のルペン党首は投票率の低さについて「政治に対する不信感の高さの現れ」、「議会の正当性を著しく弱める」と主張。また急進左派のメランション氏は、国民による「大規模なストライキの一形態」との見方を示した。

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