米、北のミサイルをICBMと確認 世界に行動呼び掛け
さらに米国防総省はアジアの同盟諸国や世界に向け、米軍によるミサイル防衛システムは万全の準備態勢にあることを改めて表明するとみられる。
専門家は今回のミサイルについて、米アラスカ州が射程に入る可能性を指摘している。しかし米国によると、現時点で北朝鮮が実際にアラスカまで届くミサイルを発射する能力を獲得したとは言いきれない。また、核弾頭のミサイル搭載に必要な小型化技術を獲得しているかどうかも不透明だ。
だがいずれにしても、米軍は最悪のシナリオに備えるというのが長年のスタンスだ。米太平洋軍のハリス司令官は北朝鮮の弾頭小型化技術に関する最近の発言で、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の主張を「言葉通りに受け止めて備える必要がある」と強調した。