マクロン仏大統領が原潜視察、ヘリからぶら下がり乗艦
(CNN) フランスのマクロン大統領は6日までに、同国北西部ブレスト近くに位置するロング島基地を訪れ、海軍の核兵器搭載可能な原子力潜水艦「ル・テリブル」に乗艦し、将校や乗組員と懇談すると共に、模擬演習に立ち会い、艦内を視察などした。
自国の海軍戦力への支援行動の一環。同基地の核兵器施設を回った後、海軍制服を着込み、ヘリコプターからつり下げられてル・テリブルに乗艦する趣向も見せた。
海中に潜航した潜水艦内では4時間を過ごした。マクロン大統領は一連の視察を終えた後、「原子力潜水艦のロング島基地で、フランスは平和を保障する抑止力を保持している」とツイッター上で述べた。
英国が欧州連合(EU)から2019年に離脱すれば、フランスはEU加盟国で核兵器を保有する唯一の国となる。
ル・テリブルは深さ500メートルまでの潜航能力を保持し、コンピューター支援を全面的に受けたデザインで初めて誕生した潜水艦。建造費用は約17億2000万米ドルだった。