米ロ、シリア南西部の停戦に合意 他の地域でも協力議論

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米ロ首脳が会談

米ロ首脳が会談

ワシントン(CNN) トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は7日、主要20カ国・地域(G20)首脳会合が開かれているドイツ・ハンブルクで会談し、シリア南西部での停戦に合意した。会談に同席したティラーソン米国務長官が明らかにした。

ティラーソン氏は記者団に対し、今回の停戦は「明確な合意」だとし、シリアでのさらなる協力の先駆けになる可能性もあると言及。「今回の合意は、米ロ両国がシリア問題で協力できるということを初めて示すものだ」と述べた。

両首脳は、米ロの協力が可能なシリア国内の他の地域についても長時間の議論を行ったという。

同じく首脳会談に同席していたロシアのラブロフ外相は会談終了後、米国とロシア、ヨルダンの3カ国が、シリア南西部のダルアー、クネイトラ、スワイダの各地域における安全地帯の設置に関し覚え書きを交わしたと明らかにした。

停戦は首都ダマスカス時間の9日正午に同安全地帯で発効する見通し。

ラブロフ氏によれば、米ロ両国はこの地域の全組織が停戦を順守するよう働きかけることや、人道支援の経路を確保することを約束したという。初めはロシアの軍警察が安全地帯周辺の治安確保に当たる見通し。米国やヨルダンとも連携する。

米国務省当局者は、停戦の監視や履行の方法については依然として協議中だとしている。

トランプ氏とプーチン氏の2時間16分に及んだ会談は、和やかなあいさつで幕を開けた。シリア問題のほか、米大統領選介入疑惑やウクライナ問題、テロ対策、サイバーセキュリティーなどが議論された。

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