潜水艦乗艦後に行方不明の記者、切断遺体で発見 デンマーク

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取材で潜水艦に乗艦後、行方不明となったジャーナリストが切断遺体で見つかった

取材で潜水艦に乗艦後、行方不明となったジャーナリストが切断遺体で見つかった

(CNN) デンマークの警察は23日、国内の島で見つかった頭部のない人間の胴体について、行方不明となっていたスウェーデンの女性ジャーナリストのものだとの見方を示した。DNA鑑定の結果明らかになったという。スウェーデンのメディアとCNN系列のテレビ局が伝えた。

遺体はデンマークの首都コペンハーゲンに近い島の南西側で21日昼、サイクリング中の人が発見した。警察によれば遺体の頭部、両腕、両脚は、故意に切断されたように見えるという。

DNA鑑定で遺体の人物とされたのはスウェーデンのフリーランス・ジャーナリスト、キム・ウォールさん(30)。ウォールさんは今月10日、取材活動中にデンマークの発明家が建造した潜水艦に乗艦したが、翌日から行方が分からなくなっていた。

全長17メートルの潜水艦はコペンハーゲンを出港したが、15時間後の11日午前10時30分に発見されるとその後沈没。発明家は救助されたが、艦内にウォールさんの姿はなかったという。

コペンハーゲンの警察は、潜水艦が意図的に沈められた可能性があるとみている。

この発明家は殺人罪で起訴され、24日間の勾留を命じられた。当初は10日夜にウォールさんを陸に下ろしたと説明していたが、その後はウォールさんは事故で死亡し、海の「特定できない場所」に葬ったと話しているという。

発明家の弁護士がデンマークのテレビ局に対し語ったところによると、現在この発明家は「逮捕は受け入れるものの、容疑については依然として否認している」という。

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