ベネズエラ大統領、国民に「ウサギ飼育」促す 食糧難対策
ベネズエラの食糧不足は農政破綻(はたん)に根差すとされる。国有化した農場経営に失敗し、ほとんど全ての食糧は輸入に頼る。小麦からコーヒー豆までの価格は安い水準で固定化されているため関連農家は生産から撤退した。
貿易調査企業の調べによると、ベネズエラによる主要貿易相手国からの食糧輸入は今年の最初の5カ月間で2015年と比較して61%減を記録。
今年公表された世論調査結果によると、ベネズエラ国民の体重は昨年、食糧不足の影響で平均19ポンド(約8.6キロ)落ち込んだ。