新たなハリケーンがカリブ海へ、被災地の島に直撃の恐れも
(CNN) 大西洋上で発生した熱帯低気圧の「マリア」が17日、勢力を強めてハリケーンに発達した。大型ハリケーン「イルマ」で壊滅的な被害が出たばかりのカリブ海の島々が、再び直撃される恐れもある。
米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、17日夕現在、マリアはカリブ海の島国バルバドスの東北東約200キロにあり、風速約35メートルで「カテゴリー1」のハリケーンに発達した。時速約24キロの速度で引き続き東部へ進む見通し。
今後はさらに勢力を強めて数日中にプエルトリコなどがあるリーワード諸島に接近する見通しで、ハリケーンセンターでは暴風や高波、豪雨に警戒するよう呼びかけている。
マリアの接近を受けて仏領マルティニクやグアドループ、ドミニカ共和国などはハリケーン警報を発令。アンティグア・バーブーダなどには熱帯暴風雨警報が出されている。
米領および英領バージン諸島、仏領とオランダ領に分かれるサンマルタン島(オランダ名シントマールテン島)、仏領サンバルテルミー島、英領アンギラにもハリケーン注意報が出された。