英地下鉄テロ 2人目の容疑者を逮捕、家宅捜索続く
ロンドン(CNN) 英ロンドンの地下鉄で起きた爆発テロ事件に関連して、警察は17日、2人目の容疑者を逮捕したことを明らかにした。
発表によると、逮捕されたのは21歳の男で、ロンドン警視庁のテロ対策チームが16日、ロンドン西部のハウンズローで、テロに関与した疑いで拘束した。
この男の逮捕に関連して、ロンドン西部サリー州スタンウェルの建物の捜索も行われている。
今回の事件では、15日朝のラッシュアワーに地下鉄のパーソンズグリーン駅で手製爆弾が爆発して、乗客30人が負傷した。警察は16日に港湾都市のドーバーで18歳の少年を逮捕し、大規模な捜索を続けていた。
警察がサリー州のサンベリーオンテムズで行っている民家1軒の捜索は17日も続いた。周辺の建物の住人は「予防的措置」として避難させ、一帯の道路は封鎖されている。
地元メディアの報道によると、捜索を受けている民家の所有者と思われる高齢の夫婦は、難民を含む何百人もの子どもたちを養育していることで知られ、2010年にはその功績をたたえられて女王から大英帝国勲章を授与されていた。ロンドン警視庁はこの情報について確認していない。