イエメンで米軍無人機が墜落、反政府派が撃墜主張
(CNN) 米国防総省は5日までに、内戦下にある中東イエメンの西部で米軍の無人機が墜落したと発表した。墜落は今月1日で、原因を調査中としている。
イエメンの反政府武装組織「フーシ」が掌握する同国国防省は1日、首都サヌア郊外で米国製の監視用の小型無人飛行機(ドローン)を撃墜したと述べた。
イエメン内戦では、ハディ暫定大統領派とフーシが対立し、交戦が続いている。フーシはサヌアを含む北部地域を制圧し、サウジアラビア主導の有志連合が暫定大統領派を後押ししている。
イエメン内戦に介入する米軍の任務は2つに分かれ、有志連合に対する非戦闘面での支援とイエメン内に拠点を築くアルカイダ系組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」の掃討作戦となっている。
国防総省のエイドリアン・ランキン・ギャロウェイ報道官(少佐)によると、非戦闘面での支援では有志連合航空機への空中給油や情報提供などが含まれる。AQAP掃討作戦では、米軍の攻撃は今年1月以降、100回を超えるという。
今回墜落した無人機がどちらの任務に従事していたのかは作戦情報を理由に触れなかった。