スペイン首相、カタルーニャ州首相解任 独立宣言受け
決議の約1時間後には、スペイン上院が中央政府に対し、プッチダモン氏や州政府閣僚の解任に向けて憲法155条に基づく権限を付与。ラホイ氏は閣議を召集し、一連の措置に合意した。
ラホイ氏は首都マドリードで記者団に対し、「一部の者による憲法の破壊を容認するつもりはない」と言及。スペイン国民に平静を保つよう呼びかけつつ、プッチダモン氏や閣僚を解任すると表明し、カタルーニャで12月21日に新たな選挙を行う方針を発表した。
またスペイン検察は、プッチダモン氏や州政府、独立に賛成票を投じた州議会議員を反乱容疑で訴追する方針を確認した。
州議会の建物の前には大勢の独立支持派の市民が集まり、独立宣言の可決に飛び上がって喜ぶ様子が見られた。