教師の地位が一番高い国はどこか<上> 各国で異なる教師の地位

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バーキー財団が発表した「世界教員地位指数(GTSI)」に基づくランキング

バーキー財団が発表した「世界教員地位指数(GTSI)」に基づくランキング

21カ国における教師の社会的評価を比較したGTSIの作成者、ピーター・ドルトン教授は、教師の社会的地位は「特定の文化の歴史や価値観、慣習によって」変わってくると語る。

ドルトン教授は一例として米ニューヨーク市を挙げた。収入が重視されるニューヨークでは、教師がどれだけ稼いでいるかが社会的地位と相関している。

一方、年長者を敬うことが文化規範となっている中国では、教師は高給ではないが、より高い社会的地位が与えられている。

高度な教員養成訓練

フィンランドとシンガポールでは教育に対する取り組みが大きく異なっているが、両国とも世界で最も成功している部類の生徒を輩出している。

シンガポールは、15歳を対象に世界各国で行われる数学、読解、科学の試験結果に基づく学習到達度調査(PISA)のランキングで首位だ。この試験は、経済協力開発機構(OECD)が3年ごとに実施しているもので、世界各国の学習到達度を測っている。

直近のPISAの結果を見ると、アジアの教育システムの優位性が目立つ。数学では7位までをシンガポール、香港、マカオ、台湾、日本、中国、韓国と、アジアの7つの国と地域が独占した。

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