ロシア、米朝対話の仲介役に意欲示す

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ロシアのプーチン大統領(左)と米国のトランプ大統領

ロシアのプーチン大統領(左)と米国のトランプ大統領

(CNN) ロシアのペスコフ大統領報道官は26日、CNNとのインタビューで、米国と北朝鮮の双方が同意すれば、ロシアは対話の仲介役を果たす用意があると述べた。

ただしペスコフ氏は「自分の意思だけで二国間の仲介役にはなれない。双方の賛同が必要だ」と強調した。

核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対しては、国連安全保障理事会が先週、新たな制裁決議案を全会一致で採択した。

ロシアのネベンジャ国連大使は、米国が直前になって、北朝鮮の海外出稼ぎ労働者を2カ月以内に送還するとの条項を加えたと指摘。威嚇の応酬を改めて緊張のさらなる激化を防ぐというロシア側の主張は聞き入れられなかったと批判していた。

ロシアが仲介を申し出るのは珍しいことではない。これまでも米朝に対話を促す立場を取ってきた。

ラブロフ・ロシア外相も25日、同国のニュース専門局、RTとのインタビューで、米国と北朝鮮は対話を始めるべきだと語り、まず米国のほうから一歩を踏み出すべきだと主張した。

ロシア外務省によると、ラブロフ氏は26日、ティラーソン米国務長官との電話会談で、米国が攻撃的な発言で朝鮮半島周辺の緊張を高めたり臨戦態勢を強化したりすることは容認できないと強調。交渉の実現を急ぐよう改めて呼び掛けた。

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