リベリア大統領選、元サッカー選手ウェア氏の勝利が確実に

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ジョージ・ウェア氏(右)とジョセフ・ボアカイ氏

ジョージ・ウェア氏(右)とジョセフ・ボアカイ氏

(CNN) 西アフリカのリベリアで26日に行われた大統領選決選投票で、選挙管理委員会は28日、開票の途中結果を公表し、サッカーの元スター選手ジョージ・ウェア氏の勝利が確実となった。

選挙管理委員会によると、28日時点での開票率は98%以上で、得票率はウェア氏が61.5%であるのに対し、対立候補である与党統一党のジョセフ・ボアカイ副大統領は38.5%にとどまった。

野党候補のウェア氏は10月に行われた第1回投票でも38.4%の票を獲得し、ボアカイ氏の28.8%を上回っていた。得票率が50%を超えなかったため決選投票が11月7日に予定されていたが、ボアカイ氏の所属政党から不正行為があるとの申し立てがあり延期されていた。

選挙管理委員会は29日にも最終結果を発表したいとしている。

今回の発表を受け、ウェア氏の勝利を確信した一部の市民が街に出て、勝利を連呼したり、踊るなどして喜びに沸いた。

人口460万人のリベリアは、これまで内戦、エボラウイルス、汚職など、さまざまな災難に見舞われ、1944年以来民主的な政権交代は行われていない。ノーベル平和賞の受賞者で、同国初の民選女性大統領である現職のエレン・サーリーフ大統領は2006年1月の就任以降、同国の平和と安定を監視してきた。

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