イランで異例の反政府デモ、ハメネイ師にも矛先 市民に銃撃の情報
今回の抗議行動を受け、イランと米国の間では言葉の応酬も起きた。ホワイトハウスのサンダース報道官は29日、イラン政府に対し、デモ参加者の権利を尊重するよう促したうえで「世界が注視している」と警告。トランプ米大統領も同内容の文章をツイートした。
これに対しイラン外務省報道官は翌日反論し、イラン国民はトランプ氏やその政権によるこうした「機会に便乗する」発言を全く信用していないと述べた。
一方、国営メディアは政府を支持するデモも国中で行われていると伝えた。テヘランでは2000人近い人々が政府支持の集会を開催したとの目撃情報もある。国営メディアでの反政府の抗議運動の報道は非常に限定されている。