香港でインフル流行、幼稚園・小学校は一足早く正月休みに
香港(CNN) 香港の教育当局は8日までに、流行しているインフルエンザの拡大を最小限に食い止めるためとして、幼稚園と小学校に対して閉鎖を指示した。子どもたちにとっては、来週末から始まる旧正月の休みが一足早く来た格好だ。
教育当局は、学校に対し、今回生まれた時間で校内の徹底的な清掃と消毒を実施するよう呼び掛けている。
欧州の大部分やアジア、北米で今、インフルエンザが流行している。専門家によれば、猛威を振るっているのはH3N2型と呼ばれるものだという。
米疾病対策センター(CDC)によれば、米国では昨年10月以降、少なくとも37人の子どもが死亡しており、一部の学校は休校となっている。
香港の地元メディアによれば、香港では年初来、インフルエンザによって120人超が死亡した。
教育当局によれば、こうした休校の措置を取ったのは2009年に豚インフルが大流行して以来初めて。
世界保健機関(WHO)の推計によれば、インフルエンザによる全世界の死者は毎年29万~65万人にのぼる。