水道水「枯れる日」、7月に先送り ケープタウン
ヨハネスブルク(CNN) 南アフリカ第2の都市ケープタウンが直面する深刻な水不足をめぐり、市当局は20日、蛇口から水が出なくなるとみられる日付が7月9日に先送りされたと発表した。
水道水が枯渇する日を意味する「デイ・ゼロ」は、当初4月12日と予想されていたが、その後の降雨や市全域での節水対策の実施により、数度にわたって先延ばしされていた。直近での日付は6月4日だった。
ケープタウンでは2月1日以降、住民1人当たりの水の使用量を50リットルに制限する措置が取られている。超過した場合は、罰金や節水装置の設置といった措置が科される。
野党・民主同盟を率いるミシュ・マイマネ氏は、市全体での水の使用量について「1日当たり450メガリットルという目標にはまだ届かないものの、ここまで3メガリットル減らすことができており、望ましい傾向にある。過去1週間の1日当たりの平均使用量は523メガリットルだった」と述べた。
同氏はまた農業従事者らに対し、水の消費を私有の貯水池で賄っていることへの感謝を表明した。従来は農業部門も都市部とともに同じダムから供給を受けていたが、先ごろ割り当ての終了が発表されていた。