比の人気観光地「ボラカイ島」を半年閉鎖、汚水対策へ
同島を昨年の10カ月間で訪れた観光客は約170万人。豪華客船の立ち寄りも多い。ただ、観光客の流入が本格化し始めた1980年代から地元の環境への負の部分が表面化。特に野放図な開発や海への下水排出が問題視されていた。
国営フィリピン通信によると、島の下水設備に関する調査では計834ある居住棟や商業用建物のうち716で許可なく排水を海に垂れ流していることが判明。
CNNフィリピンによると、50を超えるホテルやレストランは今年2月、同国の水質関連の法律を順守していないとして警告を受けた。
観光省によると、ボラカイ島訪問を今年予定している豪華客船などは最多で18隻、乗客は5万人以上で乗務員は約2万5000人となっている。