米軍のシリア攻撃、「政権軍がサリン使用」の確証はなし
米政権は米英仏が行ったシリア攻撃について、アサド政権よる化学兵器の使用をやめさせる狙いがあったと説明している。
米当局者によれば、米国が入手したサンプルの分析情報には、塩素とサリンの存在をうかがわせる痕跡があった。しかし米国が現場で直接サンプルを採取して、厳密な手順に基づく独自の検証を行うことはできなかった。密かに持ち出されたサンプルはあったものの、その出所や、誰の手を渡ってきたものかについての確固たる情報を、米情報機関が入手することはできなかったという。
現地から持ち出されたサンプルの検証には、フランス当局もかかわった。