パキスタン内相が銃撃受け負傷、21歳の容疑者拘束
イスラマバード(CNN) パキスタン中部パンジャブ州で6日、イクバル内相が肩を銃で撃たれて負傷した。
同州ナロワル県の警察によると、イクバル氏は同県で集会に出席した際、車から降りたところで銃撃を受けた。警察は地元の村落出身の男(21)を拘束した。
警察関係者によると、犯行の動機はパキスタンで昨年11月、イスラム強硬派が主導した抗議デモに関係していた可能性がある。男がイスラム強硬派のメンバーなのかどうかは分かっていない。
同国政府は昨年、議員らにイスラム教の預言者ムハンマドの名の下で就任宣誓することを義務付けていた規則の緩和を提案した。デモ隊はこれを神への冒とくに当たると非難し、ハミド法相の辞任を要求。軍との衝突で少なくとも2人が死亡、数百人が負傷していた。
アバシ首相はイクバル氏への襲撃を強く非難する声明を出した。
パンジャブ州のシャリフ首相は声明で、イクバル氏と言葉を交わしたところ、力強い話しぶりだったと述べた。