カナダの海岸にまた足首が漂着、過去10年で14件目
(CNN) カナダ西部ブリティッシュコロンビア州の当局は15日までに、同州の海岸でハイキングブーツの中に入った人間の足首が発見されたと明らかにした。ばらばらになった足首部分などが同州の海岸に漂着しているのが見つかったのは過去10年で14件目。
14件のうち9件については身元が判明しており、当局は計6人の足首などだったと判断していた。検視当局は過去の件について、犯罪はからんでいないとみている。
地元メディアによれば、警察は漂着した人体について、自殺や事故による溺死(できし)によるものの可能性があるとみている。
検視当局は、13件目の遺体の一部が見つかった昨年12月、CNNの取材に対し、これらの件が何らかの形で関連していると考える理由はないとの見方を示していた。当局によれば、この遺体は米西部ワシントン州の79歳の男性のものだと断定していた。男性は遺体の一部が見つかる約3カ月前に行方不明になっていた。
なぜ、足首部分だけが海岸に流れ着くのかという理由について、当局は、人体は分解されるが、足首は靴によってそうした分解を促す要素や海洋生物などから守られるからではないかとの見方を示している。