北朝鮮、南北会談を突然中止 米朝首脳会談の中止も示唆
北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は今年3月、訪朝した韓国特使団と会談してトランプ米大統領との会談実現に意欲を表明した際、米韓が恒例の合同軍事演習を継続する必要性に理解を示していたとされる。
米シンクタンク、民主主義防衛財団のアンソニー・ルジェーロ上席研究員は、北朝鮮が「外交解決への期待を高めておいて中止したり、中止を示唆したりして、譲歩を引き出そうとする」のは正恩氏の父、金正日(キムジョンイル)総書記時代からの常套手段だと指摘。
米政権はその意図を見極めて合同演習を続行し、北朝鮮側が首脳会談を中止すれば米国は圧力をますます強化することを思い知らせるべきだと主張した。