米朝首脳会談の開催、国民の77%が賛成 CNN世論調査
ワシントン(CNN) 米国と北朝鮮の首脳による初の首脳会談について、米国民の77%が賛成していることが14日までにわかった。CNNが委託した米SSRSによる世論調査で明らかになった。
トランプ米大統領による朝鮮半島情勢への対応について、その手腕を評価するとした人の割合は53%。評価しないと答えたのは35%。朝鮮半島情勢への対応について支持が過半数となったのは今回が初めて。
昨年11月の時点では支持率はわずか35%で、約半年で支持・不支持が入れ替わった格好だ。
昨年後半は、北朝鮮とトランプ氏との間で言葉の応酬が繰り広げられていた。北朝鮮側が、トランプ氏が精神的に「錯乱」しているなどと指摘したことに対し、トランプ氏は北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長を「狂人」などと呼んでいた。
トランプ氏が金委員長と会談を行うという決断について、支持の割合は3月時点から15ポイント上昇した。両党派から支持が増えている。米朝会談の決断について支持した割合は、民主党支持者の中では、3月から24ポイント増加して62%。無党派層では同12ポイント増の79%。共和党支持者の中では同10ポイント増の92%。
米国民の金委員長に対する見方は厳しいようだ。金委員長に対して好意的にみていると回答した人の割合は8%。好意的にみていない人の割合は82%。14年12月の時点では、好意的にみる人の割合はわずか1%だった。好意的にみていない人の割合は84%。
金委員長について「一度も聞いたことがない」と答えた人の数は減少した。