ロシアのラブロフ外相、31日に訪朝へ 半島情勢など協議
(CNN) ロシア外務省は30日、ラブロフ外相が31日に北朝鮮を訪問すると発表した。
同省は声明で、ラブロフ氏が朝鮮半島周辺の情勢に加え、ロシアと北朝鮮の関係についても協議するとの見通しを示した。
北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相が先月10日にロシアを訪問した際、ラブロフ氏に招待を伝えていた。
ラブロフ氏は2009年にも北朝鮮を訪問したことがある。
北朝鮮をめぐっては、6月12日に米国との首脳会談が実現するかどうかが注目を集め、両国と韓国が複数の協議を進めている。
トランプ米大統領が先週、首脳会談の中止を表明した際、ロシアのプーチン大統領は記者団に「遺憾だ」と述べ、朝鮮半島非核化のきっかけになることを期待していたと強調。ロシアは他国と協力して米朝間の仲介役を務める用意があるとも話していた。
ただし専門家によれば、北朝鮮に対するロシアの影響力は冷戦時代に比べて大きく低下し、中国をはるかに下回っている。