米朝首脳会談の会場が決定 セントーサ島の高級ホテル
(CNN) 12日に予定される米朝首脳会談は、シンガポール南部セントーサ島の五つ星ホテル「カペラ・ホテル」で開かれることが決まった。
サンダース米大統領報道官が5日、ツイッターを通して発表し、開催国シンガポールに改めて感謝の意を表した。会談は現地時間の12日午前9時(日本時間午前10時)から始まるという。
首脳会談に向けて実務協議を進める米朝双方の代表団は先週、会場の選定を最優先課題に、同ホテルで4回にわたって会合を開いた。
セントーサ島には複数のリゾートやホテルに加え、ゴルフ場2カ所やテーマパークがある。
実務協議では当初、2015年に中台首脳会談が開かれた都心部の「シャングリラ・ホテル」をはじめ、数カ所のホテルが検討された。関係者らがCNNに語ったところによると、北朝鮮側は安全確保が第一との姿勢を示してきた。
北朝鮮当局者らは指図を受けることを嫌うため、米国側は対等の立場から案を出すよう注意を払ってきた。北朝鮮側は細かい項目に至るまで全て本国に伺いを立て、承認を得るのに1~2日の間隔が必要になるなど、話し合いは非常にゆっくりとしたペースで進んだという。