オウム事件の死刑確定囚、残る6人も刑執行
東京(CNN) 上川法相は26日午前、一連のオウム真理教事件をめぐり死刑判決を受けていた教団元幹部6人の死刑を執行したと明らかにした。
教団元代表の麻原彰晃(本名・松本智津夫)元死刑囚と別の元幹部ら計7人の刑は今月初めに執行されていた。これで有罪が確定した教団の死刑囚13人全員の刑が執行されたことになる。
上川法相は教団による一連の犯罪について「残酷極まりなく、社会に大きな衝撃を与えた」と強調。綿密に組織、計画されたものであり、今後二度と起きてはならないとの認識を示した。
教団が1995年に東京で起こした地下鉄サリン事件は、死者13人、負傷者5500人を出す惨事となっていた。
26日に死刑が執行された6人は、岡崎(現・宮前)一明(57)、横山真人(54)、端本悟(51)、林(現・小池)泰男(60)、豊田亨(50)、広瀬健一(54)の各死刑囚。
NHKによると松本死刑囚の死刑は2006年に確定した。他の元教団幹部の裁判はその後12年間続き、松本死刑囚以外に12人の元幹部が死刑判決を受けた。