タリバーンがバス襲撃、乗客21人を拘束 アフガニスタン
アフガニスタン・カブール(CNN) アフガニスタン北部のクンドゥズ州で20日、バスが反政府武装勢力タリバーンに襲撃され、乗客20人あまりが人質に取られている。現地の当局者が明らかにした。
当局者によると、タリバーンは同日午前、首都カブールへ向かうバス3台を停止させ、乗客約150人を拘束した。
治安部隊が現場に駆け付け、女性や子どもを含む乗客の大半を解放させたが、まだ21人が人質になっているという。
タリバーンの広報はCNNの取材に対し、乗客の中に治安要員がいるとの情報が入り、調べるためにバスを停車させたと主張。乗客は拉致したわけではなく、幹線道路近くの安全な場所へ連行して話を聴いていると述べ、調査が終われば解放するとしている。
この前日、アフガニスタンのガニ大統領は、タリバーンが合意すれば、20日から停戦に入ると発表していた。タリバーンは対応を表明していない。
タリバーンはここ数年の間に攻勢を強め、アフガン全土で大規模攻撃を繰り返している。