ベネズエラ市民、国情不安で国外へ大量流出 周辺国でも対応強化へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
マドゥロ大統領を狙ったとされるドローンを使った暗殺未遂事件も起きていた/JUAN BARRETO/AFP/Getty Images

マドゥロ大統領を狙ったとされるドローンを使った暗殺未遂事件も起きていた/JUAN BARRETO/AFP/Getty Images

世界有数の石油資源を持つベネズエラはかつて南米で最も裕福な国家とされ、1970、80両年代には政治混乱などに襲われた他の南米諸国の住民が願望する移住地ともなっていた。

ただ、圧倒的な歳入源である原油輸出が近年の価格低下に見舞われて、財政が悪化。経済失政も加わって国民の生活は深刻なインフレ、食糧や薬品不足や治安悪化にあえぐ苦境にある。

反米左派路線を敷くマドゥロ大統領は最近、通貨を大幅に切り下げるデノミネーションや最低賃金の60倍までの引き上げなどの経済対策を発表して危機克服を狙っているがその効果は不透明となっている。同大統領を狙ったとされる小型無人飛行機(ドローン)を使った暗殺未遂事件も起き、政情混迷も深まっている。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「ベネズエラ」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]