スパイ罪に問われた英国系女性、釈放3日で再び刑務所に イラン

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イランで服役中のナザニン・ザハリラトクリフ氏(右)が釈放3日後に再び刑務所に戻った/Free Nazanin Campaign

イランで服役中のナザニン・ザハリラトクリフ氏(右)が釈放3日後に再び刑務所に戻った/Free Nazanin Campaign

(CNN) イランでスパイの罪に問われて2016年から服役していた英国とイランの二重国籍の女性が26日、一時的に釈放されたわずか3日後に、再び刑務所に戻った。

服役しているのはナザニン・ザハリラトクリフ氏。夫のリチャード・ラトクリフ氏によると、「真夜中にベッドから引きずり出される姿」を娘に見せたくないという理由から、自発的に出頭したという。

ザハリラトクリフ氏の一時的な釈放を受け、支援者らの間に無条件釈放に向けた期待が広がっていた矢先だった。同氏の拘束は、英国とイランの外交上の摩擦にまで発展している。

ザハリラトクリフ氏は2016年4月、娘のガブリエラちゃんを連れて家族のもとを訪れ、英国に戻ろうとしたところ、テヘランの空港で拘束された。

イラン政府は、政権転覆を狙う組織にザハリラトクリフ氏が関与していたとして、禁錮5年を言い渡した。娘は同氏の両親に預けられた。同氏が勤務していたトムソン・ロイター財団は罪状を否定している。

イランのメディアは今年5月、ザハリラトクリフ氏が「治安関連」の罪で新たな裁判にかけられると報じていた。

昨年12月には英国のジョンソン外相(当時)がイランを訪問し、ザハリラトクリフ氏の釈放を訴えていた。

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