ロシア軍機墜落 ロシア政府、シリアによる誤射を確認
モスクワ(CNN) ロシア軍機が地中海上空で消息を絶った件で、ロシア政府は19日までに、軍用機がシリア軍の対空砲火によって撃墜されたことを確認した。搭乗していた15人が死亡した。
ロシアの国営メディアによれば、シリア北西部ラタキアがイスラエル軍戦闘機による攻撃を受けていた際、ロシアの偵察機がシリア軍のミサイルによって撃墜された。
ロシアはイスラエルによって偵察機が戦火にさらされたと非難。空爆の通達もわずか1分前だったとしている。ロシア軍の広報担当は、イスラエル軍の「無責任な行動」の結果として、ロシア軍兵士15人が死亡したと述べた。
イスラエルはロシア人兵士の死亡について遺憾の意を表明したが、責任はシリアのアサド政権にあると述べた。イスラエル軍は、確立された手順に従ってロシア政府と連絡を取り、こうした事態を回避しようとしていたと述べた。イスラエル軍はまた、イランや、レバノンのイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」にも責任があるとした。