ロヒンギャ問題 国連調査団が報告書、軍幹部の刑事訴追を勧告
さらに事実上の政権トップ、アウンサンスーチー国家顧問が国軍を止められなかったとの批判も展開した。
そのうえで国連安全保障理事会に対し、国際刑事裁判所(ICC)に付託するか、特別国際法廷を設置するよう求めた。軍幹部らに対する渡航禁止、資産凍結などの制裁措置と、ミャンマーへの武器禁輸措置も提言している。
調査団のメンバーによると、ミャンマーではラカイン州だけでなく、北部カチン州と東部シャン州でも、民族や宗派に基づく民間人の殺害や強姦、拘束などが横行しているという。