「制服着用時に性的嫌がらせ」、女子生徒の3人に1人 英
ロンドン(CNN) 英国内の女子生徒のうち、3人に1人は学校の制服を着ている時に性的な嫌がらせを受けた経験を持つことが、国際NGOの調査で明らかになった。
この調査は、子どもの権利尊重を訴えるNGO「プラン・インターナショナル」の英国支部が、14~21歳の女子1004人を対象に実施した。
報告された被害には痴漢行為のほか、じろじろ見る、やじを飛ばす、口笛を吹くなどの嫌がらせが含まれている。
生徒たちは「制服を着ているせいで狙われる」「年上の男たちから性的対象として見られた」と感じていることが分かった。
人前で初めて性的な視線を向けられた時期については、8人に1人が「12歳」と答えた。わずか8歳という回答もあった。
スカートの中を盗撮されそうになったり、乗り物の中で体を触られたりした経験談も紹介されている。
中部マンチェスターに住む20歳の女性は、小学校の制服を着ている時に後ろからしつこくクラクションを鳴らされたり、からかわれたりしたことがあると訴えた。
北アイルランド・ベルファストの14歳の少女は、「もう制服で出歩いてはだめと言われている。母が言うには、私は実際より年上に見えるらしい」と話した。
女子生徒の7人に1人は制服を着ていて後をつけられたことがあると答え、8%が見知らぬ人に無断で写真を撮られたと報告している。