ウガンダで土砂崩れと洪水、34人死亡 安否不明多数
ウガンダ・カンパラ(CNN) ウガンダ赤十字は12日、国内東部で土砂崩れや洪水が発生して家屋をのみ込み、少なくとも34人が死亡したと明らかにした。
現場はケニアとの国境に近いブドゥダ。豪雨の影響で11日に山間部の土砂が崩れ、少なくとも6つの村の家屋に流れ込んだ。数十人が行方不明になったとみられており、依然安否が分かっていない。
また、ブドゥダ東部の町では川が決壊し、洪水により周辺地域の家屋が流されたという。 捜索救助隊は瓦礫(がれき)に埋まった人々の救出に全力を注いでいる。
赤十字によれば、被害は甚大で、人々の生活に加え家畜や農園などにも影響が出た。多数が家を追われたほか、近隣の親戚や友人のもとに避難することを余儀なくされた人もいる。
政府災害対策当局の幹部は12日、地元テレビの取材に、被災地域では自治体が援助機関と連携して支援や住民の避難に当たっていると説明した。
今回被害が出たウガンダ山間部では雨期の間、洪水や土砂崩れが数多く発生する。2010年には、エルゴン山周辺の村が土砂に流され、少なくとも80人が死亡していた。
ウガンダのムセベニ大統領はツイッターで弔意を表明。政府として再発防止策を検討する方針を明らかにした。