支持率低迷のマクロン仏大統領、内閣改造で政権浮揚狙う

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政権浮揚を狙いマクロン大統領が内閣改造を行った/LUDOVIC MARIN/Getty Images

政権浮揚を狙いマクロン大統領が内閣改造を行った/LUDOVIC MARIN/Getty Images

パリ(CNN) 支持率低下が深刻化しているフランスのマクロン大統領は16日、内閣を改造した。

マクロン氏は同日、異例のテレビ演説で、欧州に広まる過激思想やナショナリズムへの対抗を呼び掛けた。

また「私の羅針盤はただ一つ。我が国を教育、経済、社会、環境の大国とするため、昨年5月に皆さんが与えてくれた信任だ」と語った。

同氏の支持率は先月、就任以来最低の29%まで落ち込んだ。背景には、自身が主導する経済改革に対する労働者の反発や、警護責任者だったアレクサンドル・ベナラ容疑者の暴行問題がある。

マクロン政権では閣僚が相次いで辞任していた。ユロ環境相はラジオ番組の生放送中、政府の環境政策に抗議して電撃辞任。コロン内相も地元リヨンの市長復帰を目指すとして辞任を表明した。内相の後任には、マクロン氏の右腕とされる与党・共和国前進(LREM)のカスタネル幹事長が就いた。

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