トルコ大統領、サウジ記者は「残忍な計画的殺人」
演説の内容に決定的な新事実は見当たらず、トルコ側が握っているとされる総領事館内の音声記録への言及もなかった。エルドアン氏はムハンマド皇太子やトランプ米大統領より優位に立つための作戦として、重要な証拠を小出しにしているとも考えられる。
サウジ政府はこれまでに、トルコから少しずつリークされる証拠に追い立てられる形で、カショギ氏の死を認めざるを得なくなった経緯がある。
米国からはトルコの捜査状況を把握するため、中央情報局(CIA)のハスペル長官が同国を訪れている。
トルコの国営アナトリア通信によると、チャブシオール外相は23日、これまでの捜査で出てきた証拠はまだどの国とも共有していないとしたうえで、国連や国際法廷が事件を捜査するなら協力する用意があると述べた。