インドネシア機墜落 いまだ原因判明せず、遺族がボーイング相手に訴訟

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(CNN) インドネシアのライオン・エアー610便の墜落事故で、墜落から半月以上が経過しても、いまだに墜落の原因は判明していない。遺族の中には、墜落した飛行機の製造元を相手に訴訟を起こす人も出てきた。

ライオン・エアーのボーイング737MAX8型機は10月29日、インドネシアの海上に墜落し、乗客乗員189人が死亡した。

機長と副機長は合わせて1万1000時間以上の飛行経験があった。天候にも問題はなく、飛行も通常のものだった。

それでは、機体はなぜ離陸からわずか13分後に海上に墜落したのか。今も調査は手掛かりを一つ一つ組み合わせている段階だ。

焦点の一部はボーイングに向かっている。ボーイングに対しては、737MAX8型機のマニュアルに機体の急降下を引き起こす可能性のある新機能について警告する内容が記載されていなかったとの指摘が出ている。

遺族の両親が15日、ボーイングに対して、同機の設計が安全ではなかったとして訴訟を起こした。同訴訟では従来機にはなかった新しい安全機能について周知を怠ったとしている。

ボーイング側は米メディアの取材に対し、訓練マニュアルの一環として、新機能についての情報は入手が可能だったと述べた。

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