ピラミッド近くで爆弾爆発 4人死亡、11人負傷 エジプト
カイロ(CNN) エジプト検察は28日夜、カイロ近郊のギザで道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発し、観光バスに乗っていたベトナム人観光客3人とエジプト人ガイド1人の計4人が死亡、11人が負傷したと発表した。国営ニュースサイト「アフラム・オンライン」が伝えた。
爆発はピラミッドがあるギザのハラム地区で発生。当局によると、観光バスが通りかかった際、壁の近くに隠されていた即席爆発装置が爆発した。
負傷者の内訳はベトナム人観光客10人とエジプト人運転手1人だという。
犯行声明は出ていない。
エジプト外務省の報道官はツイッターで「卑劣で臆病なテロ行為であり、標的にしてはならないものを標的にした。国家と国民の決意だ」と言及。犠牲者の遺族に弔意を表明するとともに、テロ根絶への決意を示した。
検察トップは、早急な捜査と検視報告書の作成を指示。また爆発装置の製造に使われた材料の調査や、監視カメラ映像の収集も命じた。