フィリピン連続爆発、ISISが犯行声明 死者20人に
(CNN) フィリピン南部ホロ島の大聖堂で27日に起きた2度の爆発に関連して、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が同日、メディア部門のアマク通信を通じて犯行を認める声明を出した。民間情報機関SITEインテリジェンス・グループが明らかにした。
この事件による死者は少なくとも20人、負傷者は81人に上っている。
アマク通信が犯行声明を出した直後に、ISISの「東アジア州」も、2度の自爆への関与を正式に認める声明を発表した。
イスラム教徒自治区によると、この事件ではホロ・カトリック大聖堂で2人の容疑者が連続して手製の爆弾を爆発させた疑いが持たれている。負傷者のうち14人はフィリピン軍の兵士、2人は国家警察の警官だった。
フィリピン軍の報道官によると、最初の爆弾は大聖堂内で爆発し、次いでこの爆発による負傷者を救助するため現場に駆け付けた兵士らを狙って2度目の爆発が起きた。
ロレンザーナ国防相は爆弾の爆発を非難する声明を発表。軍に対し、警戒レベルを引き上げて礼拝所や公共の場の警備を強化するよう指示したことを明らかにした。